[キヤノン] Bell & Howell Auto 35 / 28 | January 1969

Bell & Howell Auto 35 / 28

 このカメラは、当時CanonのアメリカでのディストリビューターであったBell & Howellのために製作された、Canonet 28を基にしています。このカメラは、Bell & Howellの針を合わせるデルタレンジファインダーを採用しており、三角測量システムを使用していました。カメラは、移動する針の位置にもう一つの針を合わせることでレンズをフォーカスします。これは簡単なレンジファインダーシステムです。

レンジファインダーが三角測量システムを使用しているため、デルタレンジファインダーと呼ばれています。

• タイプ: 35mmレンズ-シャッターカメラ、針合わせデルタレンジファインダーとプログラムEE。 (デルタレンジファインダーの場合、カメラは被写体の下部（人の足元）を狙わなければなりません。カメラの傾き角度により金属ボールが動き、そのボールの静止位置を三角測量システムの一部として使用して被写体までの距離を測定します。その後、移動する針がその位置に合わせられます。レンズの焦点合わせに連動する簡単な針合わせレンジファインダー。)
• 写真サイズ: 24 x 36 mm
• 標準レンズ: Canonレンズ40mm f/2.8、距離スケールはフィート単位のみ。
• シャッター: Seiko LA, EV 8 (f/2.8 at 1/30 sec.) – 17 (f/22 at 1/250 sec.)、X同期、オートフラッシュ、AG-1用ホットシュー。
• ファインダー: 逆ガリレオ式ファインダー、投影されたフレームと視差補正マーク。画像エリアの右側には、近距離、中距離、遠距離の焦点距離を示すゾーンマークとデルタレンジファインダーの針合わせマーク。画像エリア内に焦点合わせマークあり。ファインダーの下には露出不足警告とシャッター速度スケール。倍率0.6倍。
• EE: フルオートプログラムEE用のセレン光電池。測光範囲はEV 8 – 17（ISO 100）。フィルム感度範囲はISO 25 – 400。
• フィルムの装填と巻き上げ: カメラバックを開けてスロット付きスプールに挿入。カメラ上部のレバーで127°の単一ストロークで巻き上げ。
• フレームカウンター: カウントアップ。カメラバックを開けると自動でリセット。
• フィルムの巻き戻し: カメラ上部のクランク。
• サイズと重量: 134 x 79 x 59 mm, 520 g