[キヤノン] Hansa Canon (Standard Model) | Film Cameras | February 1936
キャノンの最初の生産モデルであり、日本初の高級35mmカメラはKWANONカメラの改良版です。このモデルは、ニッポンコーガク(ニコン)の技術も統合しています。一部の情報源では1935年10月に販売されたとされていますが、実際の販売日は1936年2月です。民間カメラに搭載された最初のレンズはNikkor 5cm f/3.5です。距離計の光学系とフォーカシングマウントはニッポンコーガクによって製造されました。ビューファインダーは逆ガリレオ式で、距離計の窓とは別になっています。ビューファインダーはボタンを押すと飛び出すデザインで、「サプライズボックス」という愛称があります。会社の事業を管理していた内田三郎は、「KWANON」という名前を「キャノン」に変更しました。「キャノン」は聖書の基準や法律を意味することもあります。「ハンサ」はハンサキャノンの流通業者である大宮写真供給の商標であり、現在も使用されています。
タイプ
35mm焦点面シャッターカメラ
写真サイズ
24 x 36 mm
標準レンズ
Nikkor 50mm f/3.5(4群3枚構成のテッサー型)
レンズマウント
交換可能なレンズのための3つの内蔵ラグを備えた専用バヨネットマウント
シャッター
水平移動型焦点面シャッター、布製カーテン。Z(タイマーまたはバルブ)、1/20、1/30、1/40、1/60、1/100、1/200、1/500秒用回転ダイヤル
ビューファインダー
一致型レンジファインダーと別の反転ガリレオ型ポップアップビューファインダー。回転ギアで焦点を合わせる(ストッパー解除後)
フィルムローディングおよび巻き上げ
カメラの底板を取り外し、底部からフィルムを挿入。カメラ上部のノブでフィルムを巻き上げ
フレームカウンター
カメラ前面で0から36まで手動で設定
フィルム巻き戻し
カメラ上部のノブ
サイズおよび重量
136.5 x 69 x 31 mm, 640 g(Nikkor 50mm f/3.5レンズ付き)